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清水寺は観音様をおまつりしたお寺です。観音様はどんなほとけさまでしょうか。

正式には観自在菩薩、観世音菩薩といいます。世音を観ずる、意です。世の人びとの音声を観じて、苦悩を解脱(束縛から離脱して自由になること)せしめるのでこのようにいいます。

清水寺には本堂が二つあります。一つは「大講堂」で「千手観音」さまが御本尊であり、一番皆々様におなじみの「西国巡礼の二十五番」の札所です。ご先祖様の供養などをするお堂です。

もう一つが「根本中堂」で大講堂から八十段の階段を登った上の方にあり、「十一面観音」さまが御本尊です。こちらは皆々様の家内安全、心願成就の祈願や、昔は沢山いた小僧さんの修業をするお堂です。

さて、よく質問があるのですが、観音さまの性別です。この観音さまは「慈悲」深い観音さまで母に例えられる事が多々あります。慈悲の意味ですが、世楽を慈と云い、抜苦を悲と云います。私たちいくつの年齢になった大人でも、困ったことや悲しいことがあると頼ってしまうのが母親で、女性ということが多くあります。

また、慈父という言葉もあります。頑固親父の反対で「いつくしみ」深く、親愛している父親にも当てはまる親のことでこれは男性です。このようにいろいろな例えもありますが、仏・菩薩は人間の性別を超越したものであります。

詳しくは観音経をよく読んでみますと、念波観音力でおなじみの後半の偈文(五字の韻文)もかわり易く観音さまの功徳を書いてありますが、前半の長行(韻文でなく散文で書かれた部分)に「施無畏」という言葉があります。

「施無畏」こそが観音さまからいただける一番のおかげと思います。何ものにも畏れることのないおかげを戴ける観音さまをどうぞご参拝、ご信仰ください。

 

播州清水寺 縁起

推古・聖武 両帝勅願所  本尊 大講堂(千手観音)・根本中堂(十一面観音)奉安

御開山法道仙人は印度の僧で、今より1800年前、人皇十二代景行天皇が治められていた時に、中国、朝鮮を経て御嶽山に住まわれ鎮護国家豊作を祈願されました。

推古35年(677年)推古天皇勅願により、根本中堂が建立され、仙人一刀三礼の秘仏「十一面観音」、「脇士毘沙門天王」、「吉祥天女」の聖像が安置されました。

もともとこの地は水に乏しく、仙人、水神に祈ったところ、霊泉が湧水し、その事に感謝して「清水寺」と名付けられました。

神亀2年(725年)聖武天皇は行基菩薩に勅願して大講堂を建立、永く経典の講義をする道場として、法灯を国中に輝かされました。

花山法皇西国御巡拝の時、ここを訪ねられ御詠されて以来、西国二十五番の札堂と称するようになりました。